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ディベロッパーダイアリー その7:ゲームがリリースされてから、もう二週間経ちました。

ディベロッパーダイアリーその7:ゲームがリリースされてから、もう二週間経ちました。

みなさん、こんにちは

ゲームがリリースされてから、もう二週間経ちました。プレイヤーの皆さんがこのゲームをどう感じてくれたのか、実際の声をようやく聞くことができて、本当に感謝しています。

このゲームに込めた感情は、8年間ずっと私の中だけに存在していました。

私はただひたすら、書いて、作って、また書いて、また作って……そんな日々を続けてきました。

そして先週、ついにプレイヤーの皆さんからレビューやコメントをいただきました。

「ゲームが大好きです」「この物語に共感しました」——そんな言葉もありました。

本当に、本当にありがとうございます。

それこそが、このゲームを作った理由なんです。

私たちは実際お会いしたことはありませんが、心のどこかはつながっていると感じました。

このゲームをプレイしてくれたすべての方に、心から感謝します。

本当にありがとうございます!! <3

 

さて、今日はこの物語について、もう少し触れたいと思っています。前の回では、Apopiaの物語の骨格——まったく違う世界、背景、種族を持つ二人の少女の物語——についてお話ししました。今日は、「なぜ二人の物語を“ひとつの物語として”語らなければならなかったのか」という秘密を共有したいと思います。

制作初期、よくこんな質問を受けました。
「これは迷子の人間の物語なんですか? それともウサギの姫による反乱の物語なんですか?」

その答えはいつも同じでした。 「その両方です。」

 

マイの旅 は不思議で、個人的なものです。
彼女が目を覚ますのは、自分がいるはずのないおとぎ話のような世界。
友達を作り、謎を解き、どこかに漂う静かな悲しみを抱えて歩く。見た目はかわいらしい童話のようでありながら、その魔法には涙が混じっているような物語です。

 

モリーの旅 は壮大で政治的なものになります。
混乱に揺れる王国、奪われた王冠、故郷を取り戻す戦い。仲間も敵もいて、リーダーとしての重圧を背負う。古典的なファンタジードラマのような壮大さがあります。

では、なぜ二人を同じゲームに入れたのか?

 

本当のところ、Apopiaの物語は、ねじれて絡み合う2本のストライプ模様の糸なんです。
どちらか一方だけでは完成しない。ふたりの成長は互いを映し、互いを支えています。

 

マイもモリーも、自分の居場所を探している。
どちらも、心の奥底に巣くう“一番怖いもの”に追いかけられている。
そして、掴むには危うい希望をそれでも手放さず抱いている。

 

これこそが、Apopiaの核です。

二つの魂を見つめる物語なんです。
世界が違っても、戦い方が違っても、彼女たちを突き動かす痛みは、私たちが現実で感じる痛みと同じ。

 

この“二重構造”を書くには大きな勇気がいりました。
何年も悩みました。プレイヤーは二人とも好きになってくれるだろうか?
僕が見ているものを、彼らも見てくれるだろうか?

 

次回は、Apopia制作の裏で僕たちが直面した困難についてお話しします。
一時は、本当に“夢が終わった”と思った瞬間もありました。

 

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。
この二人の少女と、彼女たちが共有するひとつの心を、僕に託してくれたことに感謝します。

 

Onon
『Apopia』ディレクター