みなさん、こんにちは
ゲームがリリースされてから、もう二週間経ちました。プレイヤーの皆さんがこのゲームをどう感じてくれたのか、実際の声をようやく聞くことができて、本当に感謝しています。
このゲームに込めた感情は、8年間ずっと私の中だけに存在していました。
私はただひたすら、書いて、作って、また書いて、また作って……そんな日々を続けてきました。
そして先週、ついにプレイヤーの皆さんからレビューやコメントをいただきました。
「ゲームが大好きです」「この物語に共感しました」——そんな言葉もありました。
本当に、本当にありがとうございます。
それこそが、このゲームを作った理由なんです。
私たちは実際お会いしたことはありませんが、心のどこかはつながっていると感じました。
このゲームをプレイしてくれたすべての方に、心から感謝します。
本当にありがとうございます!! <3
さて、今日はこの物語について、もう少し触れたいと思っています。前の回では、Apopiaの物語の骨格——まったく違う世界、背景、種族を持つ二人の少女の物語——についてお話ししました。今日は、「なぜ二人の物語を“ひとつの物語として”語らなければならなかったのか」という秘密を共有したいと思います。
制作初期、よくこんな質問を受けました。
「これは迷子の人間の物語なんですか? それともウサギの姫による反乱の物語なんですか?」
その答えはいつも同じでした。 「その両方です。」
マイの旅 は不思議で、個人的なものです。
彼女が目を覚ますのは、自分がいるはずのないおとぎ話のような世界。
友達を作り、謎を解き、どこかに漂う静かな悲しみを抱えて歩く。見た目はかわいらしい童話のようでありながら、その魔法には涙が混じっているような物語です。
モリーの旅 は壮大で政治的なものになります。
混乱に揺れる王国、奪われた王冠、故郷を取り戻す戦い。仲間も敵もいて、リーダーとしての重圧を背負う。古典的なファンタジードラマのような壮大さがあります。
では、なぜ二人を同じゲームに入れたのか?
本当のところ、Apopiaの物語は、“ねじれて絡み合う2本のストライプ模様の糸”なんです。
どちらか一方だけでは完成しない。ふたりの成長は互いを映し、互いを支えています。
マイもモリーも、自分の居場所を探している。
どちらも、心の奥底に巣くう“一番怖いもの”に追いかけられている。
そして、掴むには危うい希望をそれでも手放さず抱いている。
これこそが、Apopiaの核です。
二つの魂を見つめる物語なんです。
世界が違っても、戦い方が違っても、彼女たちを突き動かす痛みは、私たちが現実で感じる痛みと同じ。
この“二重構造”を書くには大きな勇気がいりました。
何年も悩みました。プレイヤーは二人とも好きになってくれるだろうか?
僕が見ているものを、彼らも見てくれるだろうか?
次回は、Apopia制作の裏で僕たちが直面した困難についてお話しします。
一時は、本当に“夢が終わった”と思った瞬間もありました。
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。
この二人の少女と、彼女たちが共有するひとつの心を、僕に託してくれたことに感謝します。
Onon
『Apopia』ディレクター